勝率を上げるには、自分の得意なパターンを身につけ、再現性を追求する必要があります。
ここでは急騰後の押し目を拾い、大きな値幅を狙っていく鉄板パターンを紹介していきます。
この記事を読めば
- ボリンジャーバンドの使い方がわかる
- 同様のパターンが来た時に値幅を根こそぎ狙える
- 上値が重いor軽い時が視覚的にわかり、利益確定の基準が明確になる
この手法でみなさんのトレードが再現性のあるものに変わります!
急騰の見極め方
上昇トレンド確定の急騰
値幅が狭いレンジで動いていた株の出来高が急に増加して急騰した銘柄を見たことがありませんか?
それらの銘柄の内、ボリンジャーバンドがスクイーズ(値幅が狭い)した状態からエクスパンション(幅拡大)した銘柄は上昇トレンドが確定します。
上昇後の押し目となるところを狙い、本格上昇となる直前のポイントを狙うのが本手法です。
また、下落トレンドを続けてきた銘柄の場合はスクイーズ→エクスパンションで上昇した銘柄はいわゆるエリオット波動の1波に相当することもあり、1波の上昇をした後は利益確定による2波の下落が起きます。
その下落の押し目を狙うことで最も大きな波になる3波を狙うこともできます。
急騰の見極め方
しかし、例外として

上のチャートのようにボリンジャーバンドの幅内で収まり、エクスパンションしていないのは上昇トレンドが確定していません。
株価が急騰した場合はボリンジャーバンドを見ることで上昇トレンドが確定しているかの判断ができます。
つまり逆を言えば急騰した時に利益確定売りをするべきかどうかはボリンジャーバンドがエクスパンションしたかを確認すれば判断できます。
近いチャートでは

このチャートのようにボリンジャーバンドのレンジ下側から急騰後、黄色丸の前日ではあまりエクスパンションしていないが、黄色丸の日にエクスパンションがさらに広がったことで上昇トレンドが確定するケースもあるため、急騰後の翌日の動きは重要です!
ボリンジャーバンドがエクスパンションした | ボリンジャーバンドがエクスパンションしていない |
---|---|
上昇トレンド確定したのでホールド | 利益確定売り |
これから伝える本手法においては上昇トレンドが確定した銘柄になるので
急騰での上昇トレンド確定=ボリンジャーバンドがエクスパンションする
本手法の起承転結の「起」にあたる部分なので株価が急騰した時は必ずボリンジャーバンドを確認してください。
急騰押し目の反発点は
ボリンジャーバンドがスクイーズしている時に急騰するとバンド幅がエクスパンションし、値幅が急に大きくなります。
上昇後、利益確定売りが先行しますが、その後どこで反発するかは以下の4パターンに分類されます。
反発のパターンとしては
①5日線
②+2σ
③+1σ
④25MA
この4つのポイントは押し目の大事なポイントとなります。
急騰の勢いが強い順として①〜④の順で反発し、その順で値幅が大きく短時間で上昇します。
急騰後の出来高の確認場所
出来高が多い方に方向が出てくるため、出来高のチェックもかかせません!
急騰後に出来高を見るところは2点だけなので覚えてください。
①急騰後すぐ
②押し目のポイント①〜④付近
①のポイントで、出来高多いが株価は上昇せず、ほぼ横ばいであれば大口の利益確定が起きている証拠なのでほぼ必ず下に落ちてきます!逆に出来高多いまま上昇し続ける間は強いままなので売る理由がありません。
②のポイントで出来高一段高で上に行く場合は反発が確定し、下に行く場合はさらなる調整が入るので押し目付近での出来高は滅茶苦茶重要となります。
これらの詳しい内容は後述しています。
押し目にエントリーする方法
ここからは本手法の肝となる部分です。
まず、基本中の基本ですが
エントリーは想定した押し目に対して確実に反転したと判断できる材料が出るまではしてはいけません!!
材料がないまま「押し目付近がきた」だけでエントリーすると損失機会が増えるので絶対やめてください。
エントリーのルールとして
それぞれの押し目となる①〜④のポイントで
- 日足で下ひげ陽線・大陽線などのプライスアクション
- 5分足の三角保合から上抜けなどのチャートパターン
- 5分足の戻り高値を抜いて底値切り上げ
- 直近の株価レンジを上抜け+出来高一段高 など
↑ここはエントリーの根拠なのでめちゃくちゃ重要です!!
例えばですが、


画像のようにエクスパンションしてバンド幅が拡大してから①〜④のポイントを狙う
のが大事で、精度を高めるためにグランビルの法則に従って①〜④の押し目で反転の根拠を確認してからエントリーするのが基本の狙い所となります。
また、エントリーする際に考え方として
エントリーする理由が多いほど良いです。
例えば、押し目と考えれるところで
・5分足のトレンド転換を確認し、引けた後に日足のプライスアクションが強い足
・5日線とボリンジャーバンド+2σが同じ位置で支持線になってる
など、根拠となる指標が多ければ多いほど反発の確度が高まってきます。
重要な利益確定の考え方
ボリンジャーバンドがエクスパンションした後、押し目でINした後に、次は出口戦略を考えます。
バンドウォークした時の利益確定
①〜③の場合はバンドウォークを形成することがあります。バンドウォークの出口戦略はこちら↓

出来高から考える利益確定
①〜③の場合は急騰後すぐに押し目となるポイントがくるため、本当に押し目として機能したかの判断が難しくなります。
下のチャートでは急騰後+2σでの反発があるように見えますがすぐに25MAまで下落しています。

この判断が非常に難しい!ですが、判断する材料はチャートに隠れています。どこで見るでしょうか?
これに関しては、株価が上昇した後の利益確定が起きているサインを確認します。

株価急騰後に大きな出来高で株価が上に上昇しないのは大口投資家の利益確定が起きているサインとなります。
急騰の勢いが出てる時は①〜②の押し目ではそのまま上昇していくことが多く、大口の利益確定が起きている時はこのサインが非常に多く見られるので必ず確認してください!!
もし大口の利益確定サインが出ていれば持っている買いポジションを解消することをお勧めします。
株価急騰後に大きな出来高で株価が上に上昇しない=大口投資家の利益確定が起きている
また、大口の利益確定が起きた場合は下に向かうことになります。傾向として+1σでの反発は起きにくく、さらに下の25MA付近まで調整することが多いです。
ボリンジャーバンドで考える利益確定
ボリンジャーバンドでチャートの勢いが確認でき、上値の重さを確認できます。
例として急騰後にエクスパンションして調整が入り、25MAで反発した下のチャートの利確はどこにすればよいか考えてください。↓

このチャートで上値の重さを確認するには、ボリンジャーバンドがエクスパンションした後の+3σに注目してください。
エクスパンションして勢いが無くなれば、ボリンジャーバンドはスクイーズしてきます。
スクイーズしてくると上値が重くなり、日足であれば+1σ付近までしか上がりにくい傾向にあり、

利益確定ポイントは+1σと想定してエントリーすることになります。
エクスパンション後の+3σがスクイーズ=上値が重くなる
また他のパターンとして、急騰後の押し目で反発の勢いが弱くなったかどうかも+3σで判断します。

上のチャートでは+3σがスクイーズしており、+1σでの反発の勢いが弱くなってるので利益確定をするサインとなります。
まとめ
急騰押し目パターンの鉄板攻略手法のまとめです。
- 急騰で上昇トレンドになるのはエクスパンションした時
- それぞれの押し目で上昇を確信する根拠を探す
- 急騰すると大口投資家の利益確定が起きることがあるので出来高で確認する
- +3σを見ることで視覚的に上値の重さを確認できる
鉄板手法を身につけるのは経験を積むしかないので、ガシガシ手法を使って稼いで行きましょう!!