【基本から教科書に載ってない手法まで】ボリンジャーバンドの正しい使い方①

目次

ボリンジャーバンドの基本

【ボリンジャーバンド】みなさん使っていますか?

インジケーターの中でも馴染みあるテクニカル指標だと思います。

私はボリンジャーバンドをメインにトレードしてます。今回はボリンジャーバンドについて解説していきます。

  • 0σは設定日数の移動平均線(25日設定なら25日移動平均線)
  • ±1σは68%
  • ±2σは95%
  • ±3σは99%

の確率でこの範囲に株価が収まるという統計学に基づいたインジケーターの一つです。この指標は多くの人が使っている指標なのでみなさんも使ったことがあると思います。

また、

  • ボリンジャーバンドの幅が狭い=相場の動きが弱い
  • ボリンジャーバンドの幅が広い=相場の動きが激しい

といったように、移動平均線と相場のボラティリティを示す指標にもなります。

このインジケーターは統計データから基づいてるので、確率データからボリンジャーバンドの使い方を考えることができます。

例えば、株価の上昇の動きにバンドウォークがありますが、これは+1σから+2σの間で推移しながら株価は上昇トレンドを形成する、といったものです。

これって確率論で言えば、バンドウォークをすることは約13.5%の確率を当て続けていることになります。

これって【めちゃくちゃ低い確率で上昇し続けている】ことがわかると思います。

そんな確率が続くわけない…

って思うかもしれません。

でも、投資の世界では

確率が低いことが起こっている=市場の評価がその方向にそれほど傾いている

と考えてトレードするべきです。

例えばNYダウを例に出すと、

上の図は25日ボリンジャーバンド±3σまでを表示しています。赤丸がバンドウォークによって上に方向感が出ている時、黄色丸が下に方向感が出てる時です。

この画像からわかることは、ある方向に市場が傾いていると傾きがそのまま継続しやすいということです。

トレードの基本の考え方としては、市場の傾いている方向に乗り傾きが緩やかになったと判断できれば降りる、を繰り返していくことになります。

ここで注意ポイントとしては、バンドウォークなどトレンドの傾きが出ている時、傾きが急峻で期間が長ければ長いほど確率の収束によって反転した時の下落幅は大きくなるということです。

株価は行きすぎるものと考えてトレードした方が良いです。行き過ぎた分リバウンドも大きなものになるのでプライスアクションも確認して判断は早めにしよう!

基本のみをまとめたので②では実際の使用についてまとめます。


ボリンジャーバンド基本まとめ

  • 移動平均線と標準偏差を一緒に表示したもの
  • 幅が狭い=相場の動きが弱い
  • 幅が広い=相場の動きが激しい
  • ある方向に市場が傾いていると傾きがそのまま継続しやすい
  • 傾きが急峻で期間が長ければ長いほど確率の収束によって反転した時の下落幅は大きくなる
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