空売り比率と日経平均の相関性

日経平均は上がり続けることは決してありません。過熱感があるときには利益を伸ばしつつ、どこかで利益確定や空売りをして下落に備えたい!と多くの人が考えると思います。

ここで、皆さんは空売り比率を確認したことはありますか?

あまり知られていませんが、日経が上昇トレンドの時、空売り比率が下がった翌日以降に日経平均がトレンド転換し、下落トレンドに入ることがあります。つまり、トレンド転換のアラートとして考えれます!!

ここで、本記事では実際に半年分の空売り比率と日経平均のグラフを並べて確認していきましょう。


まず、結論からですが、空売り比率40%を下回った時は要注意です!!!

2022年8月から2023年3月までの空売り比率を見てみましょう。

上記の中で、空売り比率の合計に注目してください。

空売り比率の合計が40%を下回っているのは色が薄く変わっているところです。抜粋すると、半年の間に9/12、9/13、11/8、11/15、12/15、3/9の6日間です。

次は日経平均を見ていきましょう。

9/12の日経平均 
11/8の日経平均
11/15の日経平均

まず9月と11月の空売り比率が40%を切った時の値動きです。

9月は12日、13日と連続で比率が40%を下回った翌日から日経平均は大きく下げています。

11月8日と15日は大きく下落することなく、株価は上昇ののちに戻ってきており横ばいとなっています。

12/15の日経平均
3/9の日経平均

そして12月15日に再度空売り比率が40%割った翌日から暴落開始。再び底値をつけた後上昇し3月9日に再度空売り比率が40%割った翌日から暴落しています。

9月と11月をそれぞれ同時期と見なせば、この半年のデータだけでも

空売り比率が40%を割った翌日から暴落しているのが4回中3回となります。

このデータだけでも、急落のアラートとして覚えておいて損はないと思います。

空売り比率40%を下回った時は暴落のアラートと考える。

  • URLをコピーしました!
目次
閉じる