初心者向けのシンプルな売買基準は?グランビルの法則がおすすめ

今回はグランビルの法則について。

この法則は投資初心者や色々な指標を使ってみたけど、安定した成績が出せなかった人におすすめの非常にシンプルな投資手法です。

初心者のうちは、「どの指標を使って、どこでエントリーすれば良いかわからない」ってなりやすい。

ボリンジャーバンドやパラボリックなどのインジケーターの使い方はインフルエンサーが発信しているものはあります。

しかしそれは個人として使用されている程度の方法で、グランビルの法則ほど世界的に認知されている方法ではありません。

約60年前に考案されたグランビルの法則は、相場の世界では多くの人が学んだ、大切な基本である波動の法則となっています。

目次

グランビルの法則の図解

この法則を手っ取り早く理解するのに図解を作ってますので、まず見てみてください。↓

基本として4つの買い・4つの売りポイントに従ってトレードするのがこの法則のルールです。

さっきシンプルって言ってたけど、8個もルールあるの?わかりにくい!

ってこれだけだと思いますよね。

簡単にいうとこのルールは移動平均線と株価の位置だけで売買を決めるっていうことだけです。

上の図解を見て気づいた人もいるかもしれませんが、この法則は言い換えると移動平均線のトレンドフォローをしているだけなんです。そのトレンドフォローの時にいつ買うか、いつ売るかの基準をグランビルさんが決めてくれています。

4つの買い・4つの売りのルール

買いのポイントは4つ

  • 移動平均線が横向きor上向きに変わりつつある時、下から上に株価が上抜いた時
  • 上向き移動平均線に向かって株価が下落して移動平均線を下回った時
  • 上向き移動平均線に向かって株価が下落して反発した時
  • 下向き移動平均線から大きく乖離して株価が下がった時

売りポイントも4つ

  • 移動平均線が横向きor下向きに変わりつつある時、上から下に株価が下抜いた時
  • 下向き移動平均線に向かって株価が上昇して移動平均線を上回った時
  • 下向き移動平均線に向かって株価が上昇して反落した時
  • 上向き移動平均線から大きく乖離して株価が上がった時

グランビルの法則を使う際の注意点

相場の転換点に移動平均線を用いてポジションを考えるグランビルの法則ですが、注意点があります。

それは本来グランビルの法則は、長期移動平均線(200日移動線)に対して考えられた手法ということです。

スイングトレードであると25日移動平均線などの比較して短期での移動平均線を使うことが多くなると思うので、その分精度が落ちやすい。

本来通り使うのであれば長期目線でのトレードということなので正確になりやすく、時間足は長期であればあるほど、ダマシが少なく精度が良くなります。

また、小型グロース銘柄よりも大型バリュー銘柄などの株価の値動きが落ち着いた銘柄の方が移動平均線に対して素直に動きやすくおすすめです。

表示するインジケーターは移動平均線と移動平均線乖離率を表示しましょう。


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