この記事でわかること
- 急騰時の起点がサポートラインになる理由
- リスクリワードの大きいところ
- 起点となるポイント
落ちるナイフはどこまで待てば良い?
ラインを引く中で、機能した時に最もリワードが大きいラインは?と聞かれると間違いなく
急騰時の起点ラインだと言えます。
今年の顔!とも言えるような大相場を作った銘柄でも熟成機を迎えると、下落トレンドに移ります。
そういう銘柄は下がり始めると底無し沼かと思うような下落を延々と続け、みんなの関心から離れていく。
そして忘れた頃にいつの間にかトレンドも反転して気づいた頃には上がっている。
こんな姿を目にしたことあると思います。
「底値で買えたら理想だけど、トレンド反転するところなんてわかるわけない!」
と思いますよね。
でも反転のする場所はある程度予測することができます。
次のチャートのポイントを抑えることで、下落トレンドの波が揉み合うところがわかり、反転するポイントの予測ができるようになります。
実際のチャートで確認
ではチャートを確認してみてください。
ここでのチェックポイントは、急騰時の起点となるところ=株価が揉み合った後の大陽線の始値付近であることです。
なぜここがトレンド反転の支持線として機能しやすいのか?
それは株価が揉み合っているところには出来高が溜まっているからです。
これは買い圧力と売り圧力の力が拮抗し、足の数が増えることで出来高を増やしているからと言えます。
また、急騰時の起点となる大陽線の始値のところでは急な買い圧力の増加によって揉み合いを超えて上昇するため、多くのトレーダーに意識されやすい傾向にあります。
つまり意識することは下の項目になります。
- 急騰時の起点となるところ=株価が揉み合った後の大陽線の始値付
- 価格帯別出来高で確認
注意すること
ここで重要なのが、急騰時の起点がいくつも引ける時はどうすれば?という疑問です。
多くの大相場を作った銘柄は、急騰の段階を踏んで株価を上昇させます。そのような時は引ける線が多くて線ばかりになると思います。
そんな時は、急騰の段階を一次二次と考えた時、一次急騰の始まる前の水準まで戻ることや、二次急騰時の起点まで落ちてくると考えてください。
それほど大相場を作った銘柄の下落は強く、なかなか市場に許されにくい傾向にあります。
ただ、100%機能するとは限らないのが株の世界です。
機能しない時の動きとは、
上の図のように、急騰時の起点ラインには反応して少し反転する動きを見せるが、そのまま落ちていく。
実際マクアケはこのままダラダラと下落し続けています。
その可能性も考慮してエントリーし、逆指値を入れるか監視を続けて急騰時のラインを割ると損切りしましょう。
まとめ
最終的にまとめると、意識することは以下のことです。
- 急騰時の起点となるところ=株価が揉み合った後の大陽線の始値付近
- 価格帯別出来高を確認する
- 一次急騰の始まる前の水準まで戻ることや、二次急騰時の起点まで落ちてくることを意識する
反転を確認してから入ればリスクリワードはかなり良いので、長い下落トレンドの銘柄が「反転したかな?」と思うときはぜひ参考にしてください。